コメント 5本

■こんばんは

森住さんからは、修正前も修正後も丁寧なるメールをいただきました。転送した方へこの訂正メールも再転送するようにとのことです。

その後、掲載した方が、(こちらの管理人さんも含め)再掲載するか否かは、その管理人さんの責任であり、それがなぜ森住さんが梅澤さんに謝罪する、ということになるのか解せません。

60余年経って、あの時の責任を追及するのも難しいかと思いますが、梅澤さんは、それについて裁判で証言をし、また証拠となるものを提出しているのですから、それについて批判が出ても真摯に受止め、もし、今回の証言がまったくの嘘と言われるのならまた堂々と裁判で汚名を晴らせばいのではないでしょうか?

■続き

証拠、証拠、と言われますが、東京裁判なども『証拠』や『証言』などは、あったようですね。それが嘘か誠かということを管理人さんも問われていらっしゃるようなので、今回のこの裁判もその類であることでしょう。

裁判になれば、両者ともに古傷や垢は出てくるものです。そしてその人と成りが裁判の判決にも影響してくるものでしょう。これは普通の民事でも同じです。ましてや、終戦直後、軍はいろいろなものを償却しています。東京裁判で決着しているものも、多く否定している管理人さんが言われることに不思議を感じています。

ところで、もう既に亡くなってしまった父が、言ったことを覚えています。『南京大虐殺の写真は、日本人は死体を一箇所に集める習性があり、その写真を撮られたのではないか』と。当時、私はとても幼くその言葉しか覚えていませんが。

また日本兵が、なんの意味もなく一般の中国人を刀で切り刻んだ、ということも事実です。これは姉の嫁ぎ先のお舅さんから聞きました。こういう話は声だかには話しません。梅澤さんも言われているように『自衛隊員に聞かせたくないことは話さない』ということです。

梅澤さんも命令した一人なのかどうかはわかりませんが、梅澤さんが住民に石を投げられるような存在であったことは、事実のようですね。


■続き2

http://www.kokuminrengo.net/2000/g95sumiya.htm

『私が親しくしている友人は離島で沖縄戦を体験しました。
 アメリカ軍が攻めてきて、いよいよだめということになり、全員集合せよと命令された。ところが集団自殺のための爆弾が不良品で爆発しない。しかし、集団自殺は軍の命令だ。当時、中学生だった私の友人は、刃物で母親を殺さざるをえなかった。母親を殺し妹たちを殺した上で、自分も死ぬつもりだった。しかし、母親を殺したあとで自分は死ねず、放浪し、最後は捕虜になった。
 彼は母親を殺してしまったことを、長い間語ることができませんでした。自分の心に秘めた悲しい悲惨な出来事でした。彼はその後、キリスト教徒になり、神学校に入って牧師になり、最後は学校の先生になりました。いまから二十年くらい前、母親を殺したことをこれ以上秘密にしておけないと、どんな状況の中でどのように母親を殺したかを書きました。私はそれを読んで非常にショックでした。
 このように悲惨な体験をしたのは彼一人ではありません。沖縄には、苦しくて人には言えない戦争体験をした人たちがたくさんいます。』


苦しくて人には言えない戦争体験、これはあの原爆を体験した人たちも同じ事を言われます。あの地獄絵の中で生き延びるには、助けて、という人たちの声、水をくれ、という人の声を無視し、また死んだ人の靴などもとって、、などと60年経っても言えないことが多くあり、沈黙してしまうのです。
私の父も、軍人恩給の話の時に、『お父さんも貰っているの?』と小学生の私が聞いたとき、『戦地でたくさんの戦友が死んでしまったのにお父さんがそんなもの貰って暮すわけにはいかない』

■続き3

管理人さんは、『日本はなぜ敗れるのか』山本七平さんの本を読まれたことはありますか?
一年くらい前に買って、まだ読んでいなかったのですが、その本が今手元にあります。

敗因21か条が書いてありますが、その中に
1.精兵がいなかった事。
4.将兵の質の低下(精兵は満州、シナ事変と緒戦で殆ど死んでしまった。)
10.反省力なき事
13.一人よがり同情心が無いこと。
15.バアーシー海峡の損害と、戦意喪失
17.国民が戦いに厭きていた
19.日本は人命を粗末にし、米国は大切にした。
21.指導者に生物学的常識がなかったこと


19の部分は、異議あり、ですが、この人命を兵士と置き換えれば、米軍は兵士の命を大切にし(現代は米国は粗末にしていますが)日本軍は兵士の命を軽んじた、ということが沖縄での住民を平気で戦闘に巻き込んだ、ということでしょう。

しかし全体的にみれば、日本兵はそういう心理状態になることは仕方がなかったということでしょうが、あの戦争の現実を直視せず、夢見心地に観る現代の日本人が軍隊を持っても、同じ運命を辿るだけでしょう。

■梅澤氏

管理人さんが提示された新聞の梅澤氏のコメントを読んで感じたことは
今回の森住さんの記事があってもなくても、一ついえることは、
梅澤氏も精兵ではなかった、ということです。
私も今夏、実際に戦地へ赴いた方の戦記を読ませていただきましたが、その中で亡くなられた方、多くの方が精兵であった、と思われる記述が多かったですよ。

その中の一人には数えられない、まさに生き恥を晒されているのが梅澤氏である、という感想です



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